穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

良い天気は今日までか

工作をしておく

 長続きした晴天も本日までのようなので、スプレーワークも含めて工作三昧の一日になりました。

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 手持ちの113系をデジタルサウンド化改造しました。

 先日、73系のアコモ車をサウンド化改造しましたが、今回はMT54モーター車両のサウンド化ということで、手持ちの少々古いTOMIXの113系をターゲットに。

 すべては、まだまだ発売が遅れている天プラ185系のための予行演習です。

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 といっても、こちらの製品はDCC化の考慮は全くされていない製品ですが、単純な構造なのでDCC化が容易です。EN22の接点に取り付けてある追加導電板を撤去して、橙線と灰色線をはんだ付けし、車体側の+側引き通しの導電板に赤線を、ー側引き通しの導電板に黒線をはんだ付けするだけです。

 通線の都合上、こんな感じで座席のプラモールドには大きな穴を開けてしまい、分解組み立てを容易にしておきます。また台車直上にも大穴を開け、スピーカの音を外に出せるようにしておきます。

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 デコーダとスピーカを装備すると、こんな感じです。

 さて、車体側はスプレーワークを追加しました。

 TOMIXの113系や115系の屋根は、汚れた感じの模型的デフォルメを実現するため、濃い灰色に塗装してあります。

 今回の113系赤帯、通称春日色は、関西線に投入されて間もない時期を再現することに致しましたので、色的には違和感があります。よってイボ付きビニル屋根布を再現するN6色に近い色に再塗装しました。もちろん屋根クーラーキセや押し込み型通風器はN5色に再塗装です。

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 製品オリジナルの115系冷房準備車と並べてみると、その違いが明らかでしょう。

 N5とN6の差異が判りづらいですが、現物では意外に違いが判ります。

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 パンタグラフは手持ちで在庫していたエンドウのPS16に交換しました。

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 6両編成でしたので、モーター付き2両と豪勢な編成、どちらもサウンドデコーダー搭載という贅沢三昧です。

 

 さて、オープンサウンドデータは113系・115系とセットで配布されています。解凍すると両方のファイルが出来上がりますが、113系については401系などと同じファイルになっています。

 ということですが、個々のサウンドは、様々な音源の寄せ集めのようなので、この113系2000番代の音、さらに国鉄時代の音にするには、結構な種類の音を入れ替える必要があります。

 戸開閉音は、JR東の113系更新後のように戸閉時もエア音がするタイプでしたので、オリジナルの113系の音に差し替えました。

 C1000コンプレッサは回転周期が遅い私鉄タイプでしたので、回転が速い国鉄タイプ、そしてドレン排出もJR後の更新で各社オリジナルの方式に変わってしまってますので、国鉄時代のドレン排出音のものに変更が必要です。こちらは回転が違うので、全部入換でした。

 AW5は音質がよい手持ちのものに交換。

 ブレーキ排気音も初期車の101系と同じ排気音のものでしたので、2000番代の手持ちのものに交換、非常ブレーキも交換しました。

 そして、国鉄時代はブレーキハンドル抜き取り時に非常位置へハンドルを動かすことが無かったため、ファンクション追加で自動ブレーキ音を追加しました。

 ABB試験は直流車では不要なので、ファンクション削除。これでこの編成用のサウンドが出来ました。

 あとは先頭車のライティングをDCC改造する作業が残りました。

 結構手間がかかりますが、ナカナカ良いサウンドに化けます。

 あ、室内灯は省エネ対策のため、この編成は非搭載予定です。