1両のみの存在から
サハという形式は、おまけのような存在でしたが、211系以降やたらとサハが沢山製造される状況になっています。
でも、やはり不運な車両も数多くあり、山手線のE235系に至ってはE231系もどきからの編入組も居るという、寄せ集め感満載の存在であるということは大正の御代から変わらないようです。
さて、3扉国鉄近郊型の車両の手入れを続々と進めていますが・・・・
111・113系の基本番代のサハは5両しかない存在であることは超有名な話。東海道線は編成構成の都合から中間でもクハにするという当初計画が祟ったためでしょう。そして、新製冷房車つまりユニットサッシの車両は、この車両5号車のみの唯一の存在でした。
さてさて、この数少ない存在をエンドウがモデル化しています。
2014年発売の製品でした。真鍮製ですので高価ですが中古で入手です。
3扉近郊型の車端部の窓配置は、クハ、モハ、クモハで異なることは有名ですが、サハは両方の要素があります。トイレ側はクハと同じように柱の幅が広くなっていますが、反対サイドはモハと同様柱の幅が狭くなっています。
さて、この理由は何でしょう。モハの場合はMM風道と配電盤の都合というものがありますが、サハの場合は今ひとつパッとしません。
さて、穂のでんでは東海道編成の再現予定はありませんので、この車両を化けさせることになりました。
ということで、以前の予告写真の再登場。
スカ色に化けさせる、即ちサハ115に化けさせるということです。この窓配置ということは300番代ということです。
本日は内装と電装作業を完了しました。中央東線の6両編成国鉄時代、つまりミツからトタに移動した直後の国鉄最末期再現という予定です。