貼り替えた
本日も家事に勤しみます。

家庭用クーラーの掃除は大変で、プロの掃除屋にお願いしないとまともに綺麗にならない代物です。
カビが生えやすい熱交換器の掃除は比較的容易なのですが、部屋中に塵埃やカビをまき散らす直接の原因となっているシロッコファンの清掃は「できない」構造になっています。以前仕事柄関係のある複数の大手空調装置メーカーの設計者と世間話をした経験からも、ファンを取り外して綺麗に掃除できる構造にする、ということに関してイイ顔をした人は一人も居ませんでした。
まあ、理由は色々ある模様ですが、最も大きなものと穂のでん坊やが推察するのは、ファンは高速回転する物体であることから、寸法管理をしっかりしないと直ぐに故障につながる最も肝となる部品のひとつですので、おいそれと素人が分解できる構造にはなりづらい環境があります。PL法絡みに直結しそうです。
本来は、綺麗にしたいというユーザーの要望に応えられる商品づくりをするべきものなのですが、技術的なハードルが高いのと、清掃が簡単になると製品寿命が延びてしまうので、商売あがったりということにもなりかねないことはやらないのが、メーカーの不誠実なところです。従って、熱交換器の埃除去ばかりを強調する商売で消費者の目をくらませようとしているわけです。まあ裏の理由でしょうから表には出てこないでしょうね。どこかのメーカーみたいに吹き出し口の掃除すら難しい商品も発売されているくらいですから、ファンに手が届くだけでもマシかもしれません。

この2~3年、漸くシロッコファンの掃除がやりやすいツールがドラッグストアでも見かけるようになりました。以前はスプレー式の泡で剥がす製品がいくつかありましたが、完全除去は難しいものでしたので、ゴシゴシと取り去ることが出来るようになるのは実に良いことです。
軽くこするだけでこんなにもカビまみれの埃が落下してきました。ファンのフィンを見ると、未だ未だ汚れが付着していますので、上向き作業でやるのはかなり腕が疲れます。他にも良さげなツールが売ってるので、秋の掃除の際はそちらを使ってみましょう。

ちなみに、電車のクーラーは定期的に気吹き清掃や高圧洗浄を空調装置に対して行っていますので、マシーン自体は清潔に保っています。問題は車体側のダクトなどになりますが・・・・、この辺りは事業者と車両メーカーのスキルによって随分と差があるようです。少なくとも穂のでん坊やが作った21世紀以降の電車は、まんべんなく内部の掃除が出来る構造にしたものが大部分でして、その考えを理解した事業者は定期的に内部の掃除や消毒もするようになり、ニオイに困るようなことは少なくなりました。どこかみたいに強力な化学品を塗布して誤魔化したり、イオンがらみの装置を付けて対策をしたつもりになるような手抜きをしないことが、消臭対策の一丁目一番地です。
閑話休題、ヒゲのミラーシールを貼替完了しました。1.7mm程度の幅に切ったシールを貼り付けする方法にしました。両端のみをモールドに沿って切り込むだけですが、綺麗に仕上がりました。

これで、電車道のシルバー帯はKATOの製品と同様にキレイなピカピカ帯に化けることが出来ます。実に良い製品を見つけてしまいました。

これでEF65についても完成です。あ、区名標挿しに所属標記を入れないといけませんネ。「静」なんて標記あるのかしら。プリントシールで作ってしまった方が早そうですが。
・・・そのうち続く。