DCC化を始める
今回は6両編成という構成であることと、モーター車が1両であるということ、サウンドは1両で十分に音量が確保できそうということから、編成全体でDCC化が最適になるように考えました。
といって、電気連結器を使用して、デコーダが1個で済むという、大改造が必要な引き通しで対処などという、面倒なことはやりません。
先ずはモーター車をデジタル化します。
見通しが良い室内になっていましたので座席パーツを外すと、381系から採用されたということらしいキャノンのCN16モーターが鎮座していました。
今更、モーター市場から撤退方向になっているキャノンモーターを採用し続けるという理解に苦む状態ですが、まあ10万個くらい発注しておけば10年くらいは製品供給には困らないでしょうから、当面はキャノンブランドに頼ろうというような投資をしておいたのかもしれません。まあ逆に中国市場が不安定なので、ヨリドリミドリな中国製品を選ぶような余裕は無かったのでしょう。
ということで、随分と軽量なモーター付き床下を利用しながらのDCC化です。パンタ付き車両をモーター車にするという、悪しき日本の習慣に束縛されているのが未だに踏襲されていますが、このモハ117という車両は113系や115系とは異なりM’車ではなくM車にパンタが付いていますので、主制御装置や主抵抗器があるため、その恩恵から床下モールドの空間が沢山設けることが出来、結果デコーダーを隠す空間が確保しやすいというメリットがあります。
その結果、どこにデコーダがあるか判らない状態で収納できるため、内装に影響なく工作を完了することが出来ます。
ここに、Lokpilot nanoが隠してあります。
ということで座席パーツを復帰、枕カバー部を色差しして、走行試験で順調に動くことを確認しました。
まさかこんなに綺麗に(あることが判らないように)デコーダを搭載できるとは!
・・・そのうち続く。