細長い車体
最近は、Lokomotionに配属となったオイロちゃんの兄弟分の最新型の動画を楽しんでますが、デュアルモードの機関車はかなり使い勝手が良さそうです。
艤装部品が多いので、その分車体長が伸びているのと、重量貨物も牽引できるようにするためCC台車になっているのが、大きな特徴です。屋上艤装品はまるでディーゼルですが、パンタグラフもあるのでデュアルモードであるというのが一目で判ります。
シュタッドラー社は新参メーカーながら欧州では主力メーカの一角となりました。既存の工場を買収して守備範囲を広げることもやっていますが、そのような経営方式は日本の鉄道車両メーカーにはなかなか無いところです。まあ日立が総合電機メーカーという資本力を利用して鉄道車両分野でも海外進出を果たしているところですが、後に続きメーカーはありません。
その点、日本の鉄道車両メーカーは弱小企業と言って良いでしょう。やはり電機製品を自社設計生産できる能力が無いと、鉄道車両を世界市場を相手に生業とするのは困難でしょう。国内向けの鉄工所レベルであれば、欧州でもたくさんの客貨車メーカーがあるので、多分日本の代表的な鉄道車両メーカというのは、そのようなメーカーレベルというところで落ち着くのかと思います。
このシュタッドラー社も当初は客車の修理更新工事を行う鉄工所から始まってますので、如何に戦略的に販路拡大、市場拡大のストーリーを描くか、というところが賢いのかもしれません。
自社の代表製品を、このように新参メーカーの細密モデルで発売させるというところも、多分戦略の一端であろうし、その戦略に載せられた穂のでん坊やも、図らずも顧客になってしまった??ということなんでしょうか。
まあまあ、日本にはそのような発想をする事業者やメーカーは、無いようですね。経営的な戦略が足りないのは、日本の得意技かもしれないです。
・・・そのうち続く。