欧州電機の変化
Traxxを製造しているボンバルがアルストームになったためなのか、それともシュタッドラーが躍り出てきたのか、ジーメンスのベクトロンが売れ行き好調なのか、何が原因なのかはわかりませんが、コロナ禍の影響もあり西独や東独由来の貨物機が急速に姿を消していき、様々な新型電機が増えています。
少なくとも抵抗制御のマシンは、カーボンニュートラルが叫ばれる中で居場所がなくなってきているのは事実でしょう。その点、チェコのシュコダマシンは、直流機であってもチョッパ制御化されるなど、少し変わった残存の仕方もしており、国の特色が出ている気もします。
日本は各事業者のそれぞれの環境による制約が多すぎるため、欧州などのメーカーが敬遠する状況になってます。その分、欧州の事業者は独自の個性を発揮するのではなく相互の利便性が重視され、メーカーの既製品にオプションを追加する程度で使用するようになりました。
まあ、何が良いのか判りませんが、お財布に余裕があれば独自の個体を作ることも良いですし、お財布の余裕が無ければ標準品を安く調達するということも良いのです。正解がどれか?というのは経営環境に左右されるものです。
・・・おしまい。