こちらが元祖?
寿命半分、価格半分などという謳い文句は、時代は違えども繰り返し起きるもの。
こちらが初代「走ルンです」というべきでしょうか。
クハ79と言っても、基本番代の004号車。末期はこのように他のロクサンと大差ない状態に整備されていましたが、生まれたころは相当ヒドかったそうです。といっても002,004と続く2番目の誕生なので、まだマシというところだったらしいですが、ツヌに居た025が最も質素だったそうです。
台車がプレーン軸受を使用したTR23であることが、生まれの違いを物語る数少ない痕跡かもしれません。当初は種車の木造車譲りのTR11だったそうで。
この73末期の可部線に残ることが出来たのは、相当強運だったのでしょう。