穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

トラムウェイ 国鉄101系朱色1号 その23

JR貨物色ヤバイ??

 電車道101系の整備に手間がかかるので、急遽イモン屋へ出向くことに・・。

 掘立小屋付近を見て焦る💦

 本日は2127号機さんはお出かけしているので、掘立小屋両方に顔を出しているのは、残りの2060号機さんと2063号機さんになります💦

 こちら側は2060号機さんで・・・

 2090号機さんの前に留置。連結している感じです。

 一応、札差には何も入っていないようです。

 そしてこちら側は2063号機さん。

 明日以降、また入れ替えが発生するかどうかです。

 さて、電車道101系の作業は色々続きますが、今回は歩み板を付け忘れたというパンタ準備工事部分のお手入れになります。

 101系のパンタ台は、旧型車の時代の構造から決別をしましたが、設計思想的には中途半端な状態で、後付け設備品という位置付けとして設備されてしまっていました。

 そのため、屋根布を敷き詰めたのちに、台形形状に加工した硬木をボルトで屋根に取り付けし、その後に追設した歩み板を包むように屋根布を貼り付けするという、少し手間のかかる構造になりました。

 その構造は103系量産車になって改良され、屋根鋼体にL曲げした鋼板をY付けし、その上に屋根布を貼る構造に変わりました。

 後年、101系や103系試作車の一部で、後付け歩み板に改装された個体があったのは、その構造が災いしたためです。マニアの間では色々なウワサがあったようですが、そういうものは図面を見ればすぐに理由とその後の対策は判別できます。

 マニアの流す都市伝説は、大概の場合事実と異なるので、気を付けなければなりません。

 それはさておき、歩み板の無いサハ100の冷房改造車は、最末期のサハ100-106だけとなりますので、今回再現するオレンジのサハでは歩み板を追加する工事が必要となります💦

 冷房装置脇の歩み板の増設に使うWAVEのプラ棒を、そのまま流用取り付けしますが、当然ながら寸法は異なるので雰囲気のみの再現となります。

 接着剤で固定した後に、周囲をマスキングします。この場所では上面が傾斜した状態になるので、やすりで研磨する作業が控えているからです。

 そしてテープで保護後、やすって上面を水平にします。

 削った後は、際でマスキングし直して塗装しました。周辺も含め塗装しようとすると、かなり塗り分け部の処理が面倒になりそうなので、際にした次第です。また製品の灰色に近い色も・・・ということが有りますので。

 ただ、舞鶴海軍工廠色の灰色を使ってみましたら、色合いが製品の灰色と大体同じ感じでしたので、このように差異がほとんど目立たない状態で仕上がりました。

 さて、冷房化改造のための屋根の手入れは6両終了しました。

 

・・・そのうち続く。