穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

TOMIX HO-2024 EF66 100(前期型)その1

屋根は確かに難しい

 何度も言っているかもしれませんが、青は日焼けしやすい塗色のため、このEF66の現行のように、屋根まで真っ青だと使い込むにつれて汚れと日焼けが進む影響がモロに体現されてしまうため、模型での色の表現が難しくなってきます。

 まあ、穂のでんでは整備直後の状態を再現するケースが基本となっているため、綺麗に整備すれば良いのですが、そのキレイの整備状況が個体ごとに若干異なるのが困ったところです。

 ということで、いつもながらの近所の新鶴見へ、観察しに行きます。1次型はもうやって来ませんので、2次型の状況を見るということになります。

 どういう訳か空っぽで、観察対象のEF66が1両のみ居るという珍しい状況でした。

 126号機さんということで。屋根は盛大に汚れています。

 一応、ゴムチップ散布の範囲は判ります。屋根上ですので全体的にロンテックスが2次車の場合塗布されているようですが、空色と灰色の範囲は入場時期によって異なっているようです。

 GPSアンテナは撤去されずに残っているのがEF66。

 この126号機さんは、ガイシが緑色の塩害対策品になっているようです。笛は青色が塗装されているようです。

 ということで、結局色分けは判らん!というところですが、電線管と配線の状況が判りましたので、モデルへ反映します。

 屋根の整備をすることになったのは、この個体のお値段が大幅に値引きになっていた原因と思われる、このGPSアンテナ取り付けの接着剤のゴテゴテ。

 残念ながらいったん撤去して削ったり磨いたりして整える必要がある状況でして、バラシ作業となるために整備し直そうと思い立ったわけです。

 外しました。GPSアンテナの取付部分は、車体と一体モールドの部分でしたので、保護してからの手入れ作業となります。

 削って磨いたら、プラの地肌の色になり若干色彩が異なっていますので、塗装追加となります。

 結局のところ、下回りの灰色も含めて、塗装したいところは全部塗装してしまいました。

 製品の全面スカイブルーとは異なる仕上げにしたのが特徴です。ゴムチップ散布の範囲はロンテックス色であるN5の表現としておきました。ジェイズのスカイブルーは広島工スカイブルーよりも若干くすんだ色調なので、モニタの部分の色が少し暗めになっています。

 各パーツとも塗装をしたため、プラの地肌感がなくなって、キッチリカッチリとした見栄えに向上しています。

 パンタグラフは手持ちのイモン製に交換して取り付けをしました。これで手入れは完了です。あ、DCC化はせず、とりあえずアナログ仕様のままの登場です。

 製品の素のままとは、随分と見栄えが変わって満足満足。

 

・・・次回へ続く。