まずは分解しましょう
あちこちがくたびれていますので、まずは総分解をしてみることにしました。
動力に手を付けるか、車体をいじりながら考えることにしました。
車体自体は、清掃すれば多少は良くなる可能性がありましたけれど、この際中古を大きく手入れしたらどの程度変わるかを見極めるため、まず2か所に手を加えました。
車体の側面と先頭部の結合ラインが少々目立つので、やすってみました。更にMCドア脇の手すりモールドを削りとってしまいました。手すりは最近の製品のように別パーツ化してみることが可能かの挑戦です。
ここで、さて129号機はどんな状態だったのかをネットで調べてみると・・・、意外な事実を発見。
この窓下に手すりが周回している状態の頃は、腰の前灯が初期タイプ--すなわち大きな前灯のレンズの中に尾灯が内蔵されている形状だったのです。このモデルのように前灯と尾灯が各1個ずつケーシングされた形状ではなかったのです・・・。
ということで、そのままの車番での細密化はさっさと諦め、車体に相当手を加えることになりそうなので、色のこだわりも無くなりました。
そこで、このモデルの特徴は何か? と考えると、結局前面窓下の周回手すりタイプのモデルであるということが、最も大きいかなと感じました。この時にひらめいたのが、140型の232号機です。
このマシンは、Minitrixで発売されていたことがあり、verkehrsrot色でありながら前面手すりのモールドがあって、随分中途半端で製品を出したと思って現車の写真を探すと、実物にも手すりが残存していて驚いたという記憶がありました。
なぜこの形態のまま最新塗装にして21世紀まで残存できたのかどうか、指定機でも保存機でもなさそうなので不思議なのですが、一種の変形機の代表例だったのでしょう。早速模型化することにしました。
・・・次回へ続く。