ラッピングモデル
何年か、4月バカモデルが流行っていましたが、昨年や今年は、現物の4月バカを登場させてしまってからモデルが発売されるという、順番が逆になったような現象が起きています。
今年の春先に、101型電機に往時のラインゴルト塗装のラッピングを施した112号機が登場しました。客車はあちこちに保存されているので、機関車さえその塗装マシンを用意すれば、いくらでも臨時列車を仕立てることが可能です。既に当時のE10.12も復元されているので、何でもあり感がマシマシであります。
さて、実機の側面にもレタリングされていましたが、この企画はドイツの模型店連合の13+というチームのもの。穂のでん御用達のデュッセルドルフのお店が、このチームの構成員のため、何れは模型も発売されるだろうと思っていたら、案の定秋製品で発売予告がされました。
それも面白い構成で、3線式はメルクリンの機関車となんちゃって客車セット、2線式はピコの機関車となんちゃってフルスケール客車セットという、なんとも悩ましい商品構成になったわけです。メルクリン製を選択して2線式としても良かったのですが、発売品はサウンドモデルのみということだったので、トリックス化には制約が出そうな気がして、ピコモデルの選択として予約しました。
さて、箱を見ると・・・・・?!!
ピコの101型は、ホビーシリーズだったのですが、何とエキスパートシリーズに格上げになったばかりでなく、デコーダもPlux22仕様に変わっていました。これは想定をしていなかったので、どれだけレベルアップされたか楽しみなのですが・・・。
ぱっと見の車体は、ホビーと変わりありませんでした・・・。パンタグラフは相変わらずガイシの表現が無い筒状の脚。残念でありました。
車体を外してみると、基板構成が変わっています。スピーカは角形を使用するところは変更ありませんが、なんだか全然違うように見えます。以前の101型の構成は、
運転室部分のモールドが車体取付からウエイト側取り付けに構成変更され、運転室灯が装備されました。また前照灯基板への接続ケーブルも増加したので、尾灯の点灯もできるようになったようです。ということは、DCC関係などに関していえば、完全にエキスパートモデルに化けたということになります。
デコーダはESUのLokSound4 ピコ仕様が使われていました。これは楽しみです。
・・・次回へ続く。