なぜか人気がなかったのです
153系の新快速色は、Nゲージにおいて古くはKATOの製品が1980年代前半に発売されていましたが、意外に売れ行きが悪かったようです。
今は、この塗色も113系で残存するものも少なくなり、国鉄塗装として回顧されることも多くなりました。
関東メーカーである穂のでんでは、新快速として活躍していたころの153系を見ることはありませんでした。宮原から撤退して大垣に転属した車両が急行「東海」に組み込まれて上京してきたものを数回目撃した程度です。
湘南色の中に組み込まれている、白地のボディーに京浜東北線と同じスカイブルーの帯が入った車体は、当時の首都圏の国電らしからぬ、私鉄っぽい塗装で斬新に見えたものです・・・といっても185系のストライプも斬新でしたが。
Bトレでも数回にわたり発売されたようです。低運転台と高運転台の両バージョンが発売されたようです。
穂のでんでは、様々なお店で中古の半端ものを収集しているうちに、ようやく6両編成となりました。
153系は、いつの間にか消え去った車両というイメージがあります。165系などに交じって活躍していたからかもしれませんが、113系に改造されたG車もあるため、なかなか長命であったと感じます。
今となっては、澄み切ったMT46の走行音が懐かしく思い出されます。