穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

KATO 3-522 24系<夢空間>3両セット その6

全く異なる取付法

 夢空間3両のうち、寝台車は1両のみとなります。

 この唯一の寝台車、オロネ25 901は日本車輌製。他のラウンジカーや食堂車など、バブルの申し子みたいな車両はどこの車両メーカーでも作れるようなシロモノですが、居住空間として重要な寝台車は、古くからそのノウハウが豊富な老舗メーカーに設計製造を依頼するのは当然の流れでしょうか。20系客車と同じ、日車ー高島屋のJVは、20系客車以来の本格的寝台個室の再来または凌駕というところを狙ったのかどうかは知りませんが、この後の90年代以降に登場した、デラックス寝台車のお手本になったのは、皆さんご存知の通りです。

 さて、寝台個室は豪華とは言っても、模型の内装構成上は通常の通路側と個室側が海山別れた一般的な構成ですので、他の一般寝台車と同じ設計にして良いような感じもするんですが、でもオプション室内灯の装着方法は全く違うというところで、大いに手こずったわけです。

 車体を見ると、普通に導光板とLED基盤を車体側に装着するような雰囲気になっているんですが、どうもしっくりいかず・・・

 そして、室内仕切り上部にボッチが付いているのを発見し、個室寝台車のように導光板は内装側に取り付けということが判明したわけですが・・・・

 なんとLED基板の中心と、室内の中心は一致ですが、導光板は通路側にずれて取り付くのです。従って、LED基板も室内側のユニットにこのように取り付けすることになるのですが、当然のことから導光板をホールドする部分は切除しないと取り付けできないことになります。

 そのような説明書きはどこにもないことですから、まさに「創意工夫で取り付けてください」という、昔ながらの鉄道模型のアバウトな世界に浸ることが出来ます。

 今や、大手量販メーカーでさえも、このようなレベルになってしまいました。

 この方法で装着すると、実にすんなりと行きます。

 導電板は、LEDユニットが内装材を押してずれますので、曲げて垂直が出るように修正する必要がありますので、現物合わせで曲げましょう。

 見事に一発で点灯できました。

 といっても、ココに至るまでに車体と床下のドッキング、バラシ作業を3~4回繰り返すということをしてますが・・・・。

 中央の個室のみ、妙に明るい点灯になってしまいましたが、修正するつもりはありません。そこまでやる気スイッチが入らないのが、今回の製品。

 通路は、どれくらい明るくなるか・・・・

 これも中央付近は明るくなりますが、改善する取り組みは止めておきます。

 

 ということで、悪戦苦闘の室内灯パーツの取付は終了し、改善せずに残りのパーツを取り付ける作業へ入ります。

 

・・・そのうち続く。