穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

PIKO 51472 DB 194 576-5 Ep.4 その1

ナントカ発売に漕ぎ着け

 中国のコロナ禍の影響もさることながら、半導体不足の影響は模型業界にも暗い影を落としています。

 そんな中、まあ何とか発売に漕ぎ着けたのが今年のピコ最大の製品と思われるワニ。

 ピコは20年以上も前からワニを発売していましたが、その時は隙間産業を狙ってマイナーな形式である193形となりました。

 今でもクラッシクシリーズとして発売されている193形は、その当時としては結構出来の良いモデルでしたが、今回の194形は大手各社が何回も発売し、直近ではESU社がギミック満載のサウンドモデルを発売した直後ということもあり、結構不利な状況の中での新製品となりました。

 ということで、エキスパートシリーズですが最近のこのシーリーズ宜しく細密感満載のモデルになってしまっています。

 パンタグラフこそ自動上下はしませんが、E93の時よりも更に細密化されたパンタ。ワニ特有のボンネットへ至るジャンパ配線は可動式、サウンドは屋根上の電気室の凸部を思う存分バッフルとして利用する大音響など、とてもとても大変な仕様になっています。

 なんと鼻先のヘッドライトには、導光材で車体内に設けられた光源からの一般的な構造ではなく、プリント基板を導線としてLED本体はヘッドライトケーシング内に設けるという直接照射方式で明るく光るという構造になっています。

 なんとまあ、大変な構造です。

 

・・・次回へ続く。