KATO台車も付けてみる
何かと色々な応用性のある、あい子のマロネ40
日光台車は難なく取り付け出来ましたので、今度は本命のKATO台車です。何が本命かというと、両絶車輪故の全輪集電となりますので、室内灯のちらつき防止の効果が高まるからです。
日光台車をはじめ、金属モデルに多用されるカツミやエンドウなど旧来の方式では、片絶車輪ですので、別途集電シューを設けない限りボルスタを前後でプラスマイナスと使い分けてしまう状況になるため、全輪集電にはなっていないという欠点があります。
ということで・・・・
床板にモールドされている集電シュー用の貫通穴をカッターで貫通させます。中心ピンはKATO用を接着取付済。
台車には、カタツムリのツノのような小さい突起が4か所出ていますが、今回のあい子の台枠枕バリは実車形状を忠実?に再現しているため、このツノを切除しないと取り付けが出来ません。ということで左側の台車のように切り落としてしまいます。
でも、模型的には、実はこのツノは台車と線路の追従性を良好にするための重要な機能を持っています。車体は極力3点支持になるようにするのが、輪重抜けの観点からは良いのですが、模型になるとその実現が結構構造上難しくなります。そのために台車の荷重を受ける面積を極力小さくできるように設定するのが有利で、欧州モデルではその辺りに工夫がされています。
ということで、以前穂のでんでも3Dプリンタ車体用に使用するTOMIXのDT21のボルスタをIMONギヤ用に交換する部材を自作した際には・・・
床板側の平面を設けた中心付近の枕ハリに対し、矢印で示したような台車側に枕木方向の円筒形状を設けて線で受ける構造とし、台車のピッチングが容易な状態にしました。ローリングの吸収は課題が残ります。
話は脱線してしまいましたので元に戻して・・・
モールドの穴の形状の貫通だけでは、KATO台車の集電板を隠す外側のプラの衝立形状の部材が干渉し、はまり込まないことが判明しましたので、穴を外側に拡大しました。結構大きくなりましたが、この程度になれば台車の回転が良好になります。
室内側には、この程度までねじと集電板が出てきますので、何等か集電受け側の工作が出来そうな感じです。もう少し頭をひねります・・・。
グラグラしながら回転しますので、良好な追従性が期待できます。
見てくれはどちらも大差無さそうです。
細かく見ると、随分と違うようです。
TOMIXの汚物流し管を「車体側」に装着しました。プラ製の薄い部材ですので、台車側に固定しなくてもR550の曲線に対応できそうでしたので、床板に接着取付です。
もちろん出来るだけ外側に寄せるよう、ベース部分を切り取ったりして接着しています。エコーの部品とは随分と形状の差があるようですが、雰囲気を楽しむ部品ですので、まあ良しとしましょう。
・・・そのうち続く。