工作日和 その2
カラっと晴れた夏日になり、ほぼ無風でしたので、最適なスプレーワーク日和でした。
吹いたらすぐに乾き、次の工程に進めます。冬のように一晩寝かせる手間が省けて良いです。
緊急手入れ品の塗装も進みました。
ラッピング部分の再現方法は、未だ検討中。それ以外の色付けはこれで完了。
さて、モデルあい子のマロネ。床下機器を並べて、4両分の床板をさっさと組み立ててしまいました。
そして、先行2両分、無塗装車体だった70年代銀河再現用の分を、先に塗装完了としましたので、台車を復帰してカプラーを取り付けます。
室内灯用の電装作業は、新発売予定のパンケーキ屋の内装がGW頃の到着予定となりますので・・・・
その構造を見てから考えることになりますが、この商品紹介の通り・・・車体側に組み込む構造のようです。
車体の窓ガラスが仕切り3枚で固定できる接着不要構造でウレシイのですが、その仕切り形状がパンケーキ屋さんの仕切り形状に反映されているようですので、車体側に組み込む構造のようです。
ということで、日光台車の場合はセンターピンの部分の処理が必要かもですし、室内灯は先に車体側に組み込む、ということになりますので、接点方式の通電構造が必要な感じでしょうか。。。。。
まあ、ブツが来たら考えましょう。
さてさて、
まだ細かい部品やレタリングは出来ていませんが、上下ドッキングをしてみました。窓ガラスが締結構造物を兼ねる6か所の爪を生やしていますが、少々細目で作業には工夫が必要でした。中仕切りが奥に入り込んで車体が膨らむことがありますので、マイナスドライバー等を併用しながらの作業が良さそうです。
無塗装車体セットの2両の仮組完成です。カプラーは手持ちの番号不明ケーディーを使いましたが、車間が広すぎなので今後指定のカプラーに交換しましょう。
マロネ40 9となる予定の車体。モデルあい子店主こだわりの窓セルの感じがとても良いです。
マロネ40 8となる予定の車体。レタリングを入れたら最終末期の急行銀河の雰囲気マシマシという感じとなりそうですね。編成唯一の茶色なので目立つ存在です。
スプレーワークが進む一日でしたので、工作も進みます。
透明感のある明灰色プラのホロ部品は、70年代までの客車再現では少々明るすぎますので、色付けをします。ホロ枠は黒でしたので、つや消し黒代わりにサフを吹きました。
そして布地の表現は新品らしく明灰色を塗装し直します。疲れた感じでは限りなく黒が良いのですが、それでは模型的美観がイマイチとなりますので、穂のでんでは綺麗に仕上げることにしています。
ホロの布地は、再現が難しいです。本物は帆布を裁縫して構成されているのですが、この帆布がクセモノです。近年は布地がナイロンターポリンですので樹脂コーティングされているような質感となり、洗浄すれば灰色が蘇ります。従って極めて汚れた感じを表現したい以外では灰色で十分なのです。
昔の帆布はまさに綿布でしたので、いったん汚れてしまうと黒ずんでしまうので、色としては「雑巾色」というのがぴたりとなります。その帆布というのは、皆さんも中学生の頃などのズック白カバンでおなじみだったでしょうか。白カバンでピンとこなければ、学校の上履きの布地と思えば良いかと。
汚れると、洗剤や漂白剤などで綺麗に洗濯したことを思い出されるでしょう。
「雑巾色」の塗料が発売されれば、それなりの需要があるか・・・?
ホロ枠部分は黒を残しますので、マスキングします。
灰色を吹き付けました。適度に吹きムラがある方が実感的です。
完成です。
・・・次回へ続く。