モデルアイコンの大型製品
今までコンテナ其の物とか、貨車とかスニとか、Nゲージの京成青電など、かなりニッチな製品を発売してきた同社として、万を期しての大型製品はマロネ40という、これまたニッチな形式を商品化してきました。
ということで、ニッチならではの売れ行きのようで、オジサン連中の懐を直撃し、もれなく穂のでんもその波に乗ってしまったわけです・・・。
さて、本日も天気が良くて比較的暖かかったので、スプレーワークが進捗しました。なんとGWを待たずに主要塗装は終了という、穂のでんでは驚異的なスピードの進捗です。
昨日塗装した屋根は十分に乾いたのでマスキングをし、このように車体は2種類の塗装となりました。上は「淡緑6号」塗装。いわゆる2等車帯色です。其の物ズバリの市販スプレーは無い?のですが、クレオスのガンダムスプレー「MSグリーン」が、とても近似なので、それを使いました。
下は「ぶどう色2号」。俗に言うチョコレート色です。
ということで・・・
メインの塗装が終了したぶどう色2号の車体は屋根のマスキングを外します。明るい灰色塗装の屋根が映えます♪
さて、もう一両は、更に一工程、ぶどう色2号の塗装を行います。
はい、完成しました。手前側です。
最末期に急行銀河に使用されていた3両のうち、今回2両を再現します。マロネ40の8,9,19号車が残っており、昭和44年5月のモノクラス制移行以降、大阪万博終了後の昭和45年10月のダイヤ改正までの1年余りの短い期間のスタイルです。
モノクラス制ということで、寝台表記が「寝台」から「A寝台」に変わるわけですが、塗装変更されたのは8と19のみ。ということで屋根が綺麗になっているわけです。この結果、グリーン帯を巻いた車体は自動的に9号車に充当します。入場せずにダイヤ改正前に廃車となりました。
そして、帯が無く屋根が綺麗な車体は8号車にします。というのは19号車はデッキ扉がHゴム扉に更新されていたので、車体を改造する必要が生じてしまうからです・・・・・・。
さて、
残り2箱の車体も出してきました。塗装済を2種類、青帯とクリーム帯も1両ずつ入荷しました。屋根がテカテカです。
ちょっと半艶に抑えたいようなツヤ具合ですね。
車体は、しっかりと「ぶどう色1号」で塗装されているようです。1950年代のスタイルがしっかりと再現されています。
こう並べてみると、1号と2号の違いが判りますね。といっても今回ぶどう2号はGMスプレーを用いたので、若干赤みが強いというウワサもありますので差異が顕著になったかもしれません。
穂のでんでは、ご存知の通り客車は数繋げてナンボという価値観で運用していますので、単品ごとに凝るような手入れを控えるのが流儀になっています。
製品素組で落成する予定です。といってもこのキットは車体パーツしかありませんので、台車や床下機器、連結器は、手持ち在庫をかき集めるのと、仕入れてくるしかありません。
まあ、塗装が終わりましたので、あとは夜な夜なレタリングの追加や手すりパーツの取り付けなど、チマチマと進めていくことになるでしょう。
塗装済品の屋根のテカりは少し目立つなあ・・・。
・・・そのうち続く。