穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

モデルは試作してから

まだまだこれから作り込み

 113系のモデルについて、結構なご質問を頂いておりますが、まだまだ試作ですのでご提供できるようなシロモノではありません。

 それなりに模型の組み立てに経験があり、さらに面倒な作業は嫌な穂のでん自身が楽をしたいために作るモデルですので、かなりクセがありコストもそれなりにかかるかと思います。

 ただ、寸法的には、それなりに解釈して展開してますので、下手なモデルよりは正確な見付に近いかと思います。

 形式図の寸法で作ってはいけないのが、実物も模型も鉄則。模型化に必要な寸法は形式図ではなく見付断面の図面から拾わなければいけません。

 その辺りは、一般的な雑誌情報などには掲載されないので、なかなか素人には難しい話です・・・。

 ということで、更に見せてほしいというご要望に応え・・・・・。

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 前面ホロ枠は、塗装時のマスキング作業の手間や奇数向きの場合のホロ実装を考慮して、別パーツで構成します。タイフォンも塗り分け部に位置するため、別パーツ化しました。前面ステップは、3Dプリンタ構成の関係から、厚肉化しています。

 あ、貫通扉の錠装置をモデルするの忘れてました。まあ目立たないから良いか。

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 オデコの形状がメーカーごとに違うという、実にマニアックなこだわりは表現しません。3Dモデルのデータの大きさを最小化できるよう、単純化しています。

 塗装は、画像キャプチャの見栄えのためのレタリングですので、コバ部などは色差ししてません。3Dプリンタ出力発注には無関係ですので。

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 屋根上の押し込み型通風器は、トミックスの製品が使えるようにしていますが、最近は品切れしているようですね。配置は初期型の間隔が不揃いなタイプにしています。冷準車を表現できるよう、トミックスの冷準車用蓋が取り付けられる穴にしています。空調装置本体を付ける場合は、別途アダプタを準備しようかなと考えています。

 冷準車の先頭部のみの大型通風機は、専用のものを作る必要がありそうです。

 列番表示器の取付も検討中で、前面方向幕から光が回るように穴を開けてあります。

 もちろん、DCCを考慮し、運転室用の室内灯のレンズ組込の凹みも用意しました。

 光り物の構成をする室内部品は、これから設計です。

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 連結面のホロは、トミックスのパーツを使えるようにしています。貫通扉は光り物の構成部品と一体の専用品を設計します。室内灯用のスプリングピンや、ブリッジダイオード、抵抗やCRDなどを実装し、テープLEDの室内灯に電源供給できるような構成を検討しています。

 あ、室内側の天井は、テープLEDを真鍮帯板に貼り付けて放熱を考慮した構造にして、はめ込めるような窪みを設けてあります。

 窓サッシやHゴムは、試作車体が出来て塗装をしてから、実際の採寸とモデル上の寸法の差異を確認してから、はめ込みやすく隙間が出来ずらい寸法を狙って設計する予定です。

 床板は、その後の設計です・・・・。

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 ということで、穂のでんの趣味の一環で仕事ではありませんので、モデルが出来るまではまだまだ相当な時間がかかります・・・。