穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

Roco 63674 / 69674 Siemens ES64U2 027 Ep.5 その2

車輪の交換に難儀

 さて、2線化改造のためには、配線のつなぎ変えの他に車輪の交換が必要となりました。

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 ポチで入手した車輪は3種類。ギアの向きとゴムタイヤの有無で、この種別となります。よく見るとギアが黒色で、モデルに実装されているギアと異なることが判明しました。つまり現行モデルは動力周りも改良されてしまっているわけです。

 ということは、車輪をそのまま入れ替えて作業終了!というワケにはいかなくなり、メルクリンと同様、ワッパの入れ替え作業が必要になってしまいました。

 ということですが、メルクリンの車輪と同じようにマイナスドライバでコジコジやって抜くというような技は、ロコの車輪では絶縁部の割れが心配でやりたくなく、アマゾンをポチしてベアリング抜きを急遽手配することにしました。

 このHO車輪のサイズに合うベアリング抜きは、あまりホームセンターなどではお目にかかりませんが、さすがアマゾンではすぐに見つけることが出来、さらにアマゾン本体の倉庫にたくさん在庫があったので、お急ぎ便で翌朝到着というタイムロスがない作業となりました。

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 この工具は、「スーパーツール」社の「アマチュアベアリングプーラ」という商品シリーズで、引き抜くベアリングの径が10~20mm対応の最も小型のもので型式AB0Nとなります。

 引き抜く軸径は4mm以上というところで、車輪の軸2.5mmには対応できないので・・・

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 このようにM2の丸頭+ネジを介在させて、セットします。スクリューを3~4回転軽く回転させると、とてもカンタンに抜けます。

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 軸を曲げる心配や車輪を傷つける不安もなく、治具のセッティングに時間を要することを考えても、結局はこちらの方が楽で早く作業ができます。

 なお、このタウラス用車輪は、両絶縁構造でした。

 

・・・次回へ続く。