半ばあきらめ
随分前から発売予告と予約受付がされている天賞堂のEF15や185系ですが、様々な製造上のトラブル続きで、当面発売の見込みが立たない状況のようです。
そんな状況ですので、15年くらい前に発売された天ぷらのEF15を整備することにしました。
最終増備のラスト日車製3両グループ200~202号機のうち、東京機関区に配属されていた201番タイプに仕上げたものです。前面ルーバーの位置など実車とは多少の違いがありますので、雰囲気のみの再現です。
今まで何回も、このラストの日車+富士電機の200号機の最末期唯一の写真を掲載してきていますが・・・
201号機も比較的末期の昭和59年まで生き延びていました。
最終増備のグループは、あちこち窓のHゴム化が図られたスタイルが特徴で、製造時期は1958年という101系の量産車が登場したタイミングと同じですので、当然と言えば当然でしょう。
ただ、先台車付きデッキスタイルという古風な構造は、世界的に相当時代遅れな構造でしたので、登場時すでに旧型という、73系の920番代や80系の300番代と同じような運命だった感じです。
まあ、日本で言う旧型国電というのが古い構造というのは少々語弊があるかもしれません。ツリカケ式の通勤電車は欧州では1990年代まで新造されていましたので、何を以って旧式なのか新式なのか、という線引きは難しいものがあります。
・・・次回へ続く。