ワニの構造
日本のワニの代表例はEF13の戦時型になるのかと思いますが、ヨーロッパのワニとは決定的な構造の違いがあります。
EF13は車体とボンネットと一体であり、デッキ部分(戦後まもなく追加されましたが)が台車と一体になっているWHタイプの日本の旧型電機の構造を踏襲しています。しかし、このE94のようにドイツクロコはボンネット部までが台車と一体となった構造です。
そんな構造のため、運転室窓横にあるジャンパー線がボンネット上部へ渡る部分は可動部になるわけです。模型で急曲線を曲がれるように、模型のための構造である、という訳では無くて、実物もそのような構造なんです。
どうしてそんな構造になったのか、と言われると穂のでんとしては答えに窮するのですが、多分E77やE91の3連節車体電機の構成の発展形なんじゃないかな~と勝手に思っています。
なかなか電機は奥が深いので、電車専科の穂のでん坊やにはわからないことだらけです。
・・・そのうち続く。