久々の仏機
ピコは欧州各国の車両に触手を伸ばしていて、拡大の一途を辿っていますが、いつまで続けることが出来るのやら・・・
ということで、ロコが随分昔に生産していて暫く発売が無いBB8100にも、とうとう手を出してしまいました。
この2枚の正面窓は1950年代の仏電機の代表的なスタイルですが、もともとは終戦直後に製造された戦前製BB300の戦後製造版であるBB325で採用されたフォルムです。
そのBB325形の車体近代化版が、本形式という解釈で良さそうです。
そんな訳で、車体はのっぺりとした全溶接仕上げに、軍放出品と誤解されがちな丸ガラスを用いた側窓と、スッキリとした車体に仕上がったわけですが、電装品や台車構造などは、旧態依然とた戦前電機の構造がそのまま踏襲されているという、実に穂のでん好みの怪しげな風体をしています。
DC1500Vで2100kWですから、日本のED60よりもはるかに強力でED71が近い性能になるでしょうか。随分とおチビちゃんのようなスタイルですが、日本のBB型電機よりも、はるかに強力で素早く走行できるスグレモノです。
そんなこともあり、10年ほど前まで現役で活躍していました。
・・・次回へ続く。