穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

クハ100-91

冷改車最初の廃車だったかな?

 淡路町電車道→千葉のお店から予告されている101系は、どんなタイプが発売されるがS藤さんをはじめ関係者で検討中のようですが、いつものように色々といじくりまわされることを想定した製品になるかどうか、楽しみでもあります。

 ということで・・・

 穂のでんでは非冷房車はホビーモデルの101系プラキットと、先日のパーミルの造りかけのペーパーキットがありますので、本命トラムの製品はどうしようかと検討中です。

 この写真の個体は、1988年の6月に南多摩の駅横の府中街道にあった大丸踏切で無謀トラックと衝突して大破したクハ100-91。このようにナハの一番奥に押し込められたまま新車の205系を迎え、その営業投入を見届けたうえで廃車となりました。

 冷房車で廃車となった最初の個体だったと思いますが、調べる気力も無いので記憶の限りです。冷房車のクハ100としてはラストナンバーですが、クハ100自体は確か95まであったので、南武線ではラストとなるでしょう。

 この個体は、事故に遭う前の末期はブレーキシューの何らかの試験をやっていたようで、ブレーキをかけた際に旧型国電のように「シュー」と音をたてながら減速しているのを頻繁に見かけました。

 写真をご覧になってわかるように、国鉄末期からクツズリのステンレス化改修が一部車両に施されて、この個体もその数少ない1両でした。クツズリのステンレス化というのは少々微妙な改修でして、写真判定が難しい側面があります。103系などは量産冷房車の昭和52年度くらいの新造車からステンレス化されていたものの、当初は塗装で塗りつぶされていたため、SUS磨き出しに変化していったのは1985~6年頃ということもあって、どこまで101系が改修されていたのか、結果としては不明な点もありますが、オリジナルのクツズリの幅は101系の場合幅広なので、それで見分けることになるかもしれません。今となっては?かも。

 同様に室内のケ込み板のSUS化、カーテンキセのアルミ無塗装化も、JRになってからゲリラ的に改修されていたため、どの車両が適用されていたか、これも今となっては記憶の範疇外になってしまいました。

 浜川崎線に残った6両は、色々と手入れをして21世紀まで働いたので、諸氏の記録が豊富で何よりです。