穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

泣く泣く作業

ゆっくりしたいのだが・・

 コロナ禍の影響か、最近は出勤したり外出したりするだけでも、随分と疲れてしまうので、週末の土日のどちらかは、一日ぐったりと過ごすことが必要な状況になってきています。

 でも、今週末はイベントですので、運転会へ向けての整備が必要になります。

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 このマシンを整備すると、20系客車を整備する必要が生じますが、以前紹介した通り20系客車の手入れはKATO製もトラムウェイ製も随分と手間がかかりますので、到底間に合いそうにありません。

 ということで、3月にやって来て屋根の塗装変更だけした14系ハザを一気に仕上げることにします。

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 DCCですので、室内灯ユニットの他、緩急車にはテールライトと愛称表示があるので、DCC基板を搭載する必要がありまして、それも準備はしてありました。

 ということで、一気に作業ですが、KATOの製品に室内灯を組み込むのは初めてで、最初の車両は30分もかかってしまいました。なにせ説明書の記載方法が全く以ってダメダメで、とても組立マニュアルの態を成していません。

 ということで、結局創意工夫をしながらの作業になってしまうので、時間がかかるわけです。そして手順を習得すると2両目からは5分で仕上がるという、実に宜しくない作業です。

 銀テープを貼ったら・・・

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 プラのホルダーに電球基盤を取り付けします。ボスの2個ある方を合わせて押し込みます。そして接点の取付については、説明書を読んでもDCCとアナログの取付位置の違いが品物に表記されているわけではないので、結局現物で確認しなければなりません。

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 となります。ところが、アナログ接続の場合は電球1個しか点灯しませんので、不良品?と思ってしまいますが、一応説明書にはその旨の記載があります。DCCでは電球が2個とも点灯します。

 随分不思議な構成の製品です。

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 そして、基板とパネルをこのように組み付けるのですが、この組付け方の記載も図示が詳しくなく、実に手探り作業が必要となります。

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 ということで、車体を復帰してから

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 点灯を確認することになりますが、これも結構バクチ的な作業です。

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 運が悪いと接点が入り込まなくて、点灯しないことがあります。

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 そして、この点灯用のデコーダーの取付についても、Nゲージ用の説明しか入っていなく、更に取り付けの向きは現物の前灯尾灯の点灯具合で前後を入れ替えろという、実に電気回路とレンズ構成が考えられていないような場当たり的な設計になっていることを暴露するような説明書の記載になっていますので、これも仮組で点灯確認が必要というシロモノでした。

 日本の鉄道模型メーカーは、電気設計には素人が多すぎというのが、これでもわかってしまいます。

 今や模型も電子回路必須です。

 さて、14系ハザの整備は標記・車外設備品の取付のみになりましたが、この客車の牽引に500代は似合わないので、踊り子用のカマを用意しなければなりません。

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 ということで、何年か前に購入しストックしておいた箱を取り出してきました。

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 東京機関区もマシンを仕立てなければなりません。この製品もデジタルサウンド化し、ユーザー後付け部品がゴマンとありますので、力業で仕上げなければならなくなりました。

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 ということで、パンタは相当以前に貨物色を手入れした際に購入し塗装しておいたKATOのPS22を部品箱から出してきて、交換。

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 サウンドデコーダーも、ストックしてあったLoksound microを出してきて、秋葉原仕込みの¥150スピーカに交換し、実装後サウンドの書き込みを行い・・・

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 番号の並び替えも面倒なので、インレタのままの1106号機をチョイスしてパーツの組付けを始めるのでした・・・

 さてさて、週末までに間に合うのかどうか。