フランス乗り入れ機
今やTRAxxなどの複合電圧対応マシンが当たり前のように縦横無尽の活躍をしている状況の中で、20世紀の末期までは異電圧区間への乗り入れというのは難易度の高い環境でした。
さて、今日はテレワークという名の外部での打合せ。
午前の部が終わって、ホームに降り立つと違和感が。
はい。思いっきり違和感です。
国鉄時代は日常茶飯事でしたが、今やこういうことはネット民がざわつく出来事になっています。異区間への乗り入れということで、181形の紹介に、無理矢理こじつけの話題となります。
さて、どのような試運転に出掛けるのか判りませんし、午後の部の打合せもあるのでランチを摂るために新橋近辺まで行きましょう。
ホームドアが出来ると、このような光景を撮影するのも困難になってきます。
どうも自分が乗車した内回りのすぐ後を追いかけてきているようでしたので、烏森のガードで捉えることにしました。
N700Sが上って来ます。
外回りが出発すると、見えてきました。
田町で外側の京浜線へ転線することなく、そのまま山手線の線路を走行しているようです。
先頭車同士の並びはちょいと無理そうなタイミング。
橋梁構造物に被りそうなので、諦めて引き構図に変えていきます。
接近してきます。
ウラ→サイの前灯は、すべてパナのLEDに交換完了しているようです。
上向きか下向きか判らないですが、
上の8粒が点灯ですので、下向きです。この構成がミソなんですが、それを理解できない人が結構多くて、その度に説明を要し、面倒です。
意外に日本人の技術者も、頭が固い方が大多数で、それが日本の技術の停滞を招いているんでは、と思ってしまうんですよね。この説明をしている時は・・・。
さて、、、
停車することなく通過です。ホームドアがあると、このように形式が何やら判らないようになってしまいます。
昔と違って、撮影環境は確実に限定されてきてしまってます。
逆に混雑がひどかった昔の方が、しっかりしていたということは個人個人の保身能力が低下しているということかしら???
さてさて、
ドイツの鉄道の電化は、交流15000V 16と2/3ヘルツよいう電圧区分を使用しています。フランスは初期の電化区間は直流1500Vでしたが、商用交流を適用する研究が比較的進んでいて、戦後交流25000V 60ヘルツの電化区間が増えました。
ドイツでも商用交流を適用する試験が続けられて、以前にも紹介した一部区間で交流25000V 50ヘルツの電化をして長らく営業をしていたこともありましたが、それだけで終わってしまいました。
ということで、ドイツ南西部のフランスへの乗り入れ区間が必要な地域では、複電圧対応の機関車の需要があり、様々な試作機が製造された結果、この181形が真打として登場したということになります。
・・・次回へ続く。