屋上も凝ってます
あっさりとまとまって見えるPIKOの1044型ですが、細部の造りまで手が込んでいます。通常パンタグラフの接続配線は屋根にモールドされるなど省略されてしまうことが多いのですが、このマシンでは別パーツでしっかりと宙に浮いた状態の表現がされています。
芸が細かいこと、唸ってしまいますが、目立たないのですよね。
目立たないのですが、床下の凝った造りはシルエットで若干判るかどうか・・・。
本来のピコらしさが無くなってしまったような気もします。頑丈で彫の深い造型、見えないところは省略するも必要な部分は表現するというメリハリの良さがピコの特徴でしたが、この2~3年は少しずれてきてしまいました。
その分価格も高くなってしまい、ピコのメリットは消えて他のメーカとの差異が無くなってしまってます。
まあ、それはそれで戦略なのでしょうが・・・
Made in Chinaにより、それぞれのメーカー固有の癖が見えなくなってきてしまっているのかもしれません。
それにしても、本機は良く出来ています。サウンドもバリエーションが多くESUよりも実感的なものになってます。
10年前のピコの製品レベルから完全に脱却してしまってます。
・・・おしまい。