おなじみの広告機
スイスのRe460型でたくさん流行った広告機が、DBでも101型で一時期流行りました。最近は下火になってきていますが、むしろ他機で増加していて相対的に減ったという表現の方が良いでしょうか。
さて、製薬会社のバイエルの広告機は、何種類かありました。その中で穂のでん的に気に入っている青緑基調の広告機が1両入線しています。いわば常磐線103系カラーですかね。
ロコの初期の製品仕様のままで、発売は2001年。パンタグラフがまだゾマフェルド風の仕上げの仕様です。前面はモールドでの表現のため、ノッペリとしています。
常磐線、山手線、京浜東北線と、上野駅近辺の塗色です。103系が懐かしく思い出されます。
正面の1等地にバイエルのロゴが占めていますので、DBのロゴは窓上に移っています。シルバーと黒で表現されていて、プレートのように似せています。
オデコは赤塗装を残していて、実機はラッピングであることがわかります。
この頃はメルクリンもロコも競って広告機の模型を発売していました。最初は色々な種類の製品に飛びついていた模型収集家も、流石に大量の広告機にはついていけず、商品化も次第に下火になってきました。そこを突いて、ピコがホビーシリーズで参入してきたので、再びラッピング広告機の模型が安価に大量に市場に供給されてきたのであります。
結局、最近は単なる広告機ではなく、ラッピングデザインを競い合う時代となってきて、良いデザインのマシンは模型にもなるし、また模型にするため?のラッピング機も出現する?という時代になりました。
その商戦に、まんまとひっかかってしまうのであります。
さて、この広告機は銀座4Fのショーケースにたくさん積んであった広告機から1題を選んだものです。この時期の101型はカルダンボール問題があるので、よほど気に入ったものが無い限りは手を出さないことにしています。手持ちのカルダンボールにも限りがありますので。