穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

寒空を北へ向かう その3

並びは変わらず

 現在の石巻駅は、かつては石巻線の駅舎の方が残っています。

 社線石巻の駅舎付近は、市立病院の敷地になっていました。

 石巻線のホームの先っちょに追加する感じで、仙石線のホームがありました。

 留置線が1本あって、205系が1本お休みしています。

 国鉄時代は、時間帯によってはこのような営業列車同士の並びも再現されましたが、今では島式ホームの左側が電車、右側がハイブリッド車という並びになっています。

 ただハイブリッド側も電車線があるので、205系の入線は出来そうです。

 さて、乗ってきたM11編成は折り返しまでしばらく停車します。乗務員の休憩時間を十分確保している感じでした。

 この場所では津波による浸水で205系が1本、長期間水没していました。

 かつて、地上線時代の多賀城付近が高潮で水没した際に、103系と73系が同様に浸水に見舞われ床下機器が全滅したことがありましたが、103系は郡山工場に入場して修理、73系は当時の陸前原ノ町電車区の検修庫で修理して復活しています。205系は残念ながら修理が成らずに廃車となりました。

 津波の被害では都合2本が廃車ということになります。

 

 昔の電車は海水に浸っても修理できたという実績になりますが、近年の電車は電子機器のカタマリなので、修理というワザは使えなくなりました。

 技術の発達は、人間の腕の技術の劣化を招いたり、使い捨てを増長するという教科書的な例になりますね。

 この車もB修繕をして、日常の手入れをしっかりしていれば、あと32年は使えるでしょう。そんな余力はJRには無いと思いますが。

 

 さて、帯板を準備します。

 切断しました。

 さて、何に化けるでしょう・・・・。

 

・・・そのうち続く。