穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

天賞堂の185系をサウンド化してみる その5

やはり間違えた

 スピーカの実装は床下ユニット側、デコーダの搭載は車体側と泣き別れになっていますので、車体側にスピーカの配線を追加します。

 デコーダの搭載場所は運転室側、スピーカの搭載は便洗側となりますので、追加配線は長くなります。ということで燐青銅帯板では長さが足りないため、真鍮帯板で構成します。妻部の立ち上がり部も含めて、折り曲げ加工しデコーダのスピーカ配線をはんだ付けしたものを3Mの両面テープで2本固定しました。

 妻の立ち上がり部はこんな感じ。床下側に設けた銅板に接触するようにしています。

 デコーダは運転室側デッキ天井部に収納し、配線は仕切り部付近、ソケットはこんな感じで配線が美味い具合に口出しされるようになりますが、これが誤りの元でした。

 先頭部の愛称表示灯や前灯、尾灯が全く反応しません。

 このパターンは思い当たる節があります。

 これです。アナログ用のダミーソケットを見ると、先頭車も中間車も共通の部品で、1番ピンの三角表記があります。この向きからすると、1番ピンの場所は窓側になるので・・・

 ソケットの配線が戸袋窓にかからないよう差し込み作業が大変な向きへ180度挿入向きを回転させるということになります。

 基板だけ外せるかもしれませんが、説明書はそこまで詳しく大きな図解ではないので、外すには少々危険です。ということで、作業しにくい中での抜き差し作業は心臓に宜しくありません。

 まあ、このような作業性を考慮しない設計は、設計者がよく発生させる設計チョンボでして、どの世界でも当たり前に蔓延っている出来事です。設計者のセンスが問われる典型例ですね。

 ということで、無事点灯するようになり、サウンドの確認も出来ました。音響室部分が大きいため、1個のスピーカでも結構大きめの音量が楽しめました。

 さて、現段階では先頭車でも中間車でも使えるミックス音源の状態ですが、これから先頭車用と中間車用にギミックを書き換える作業が始まりますが、学園祭には間に合いそうにありませんので、音だけ変えることにしましょう。

・・・そのうち続く。