穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

国際鉄道模型コンベンション JAM2022 その1

先ずはプラメーカーから

 

 今回は大手金属メーカーは天と主催者支援以外見当たらず、漸く日本もプラが主流の鉄道模型業界に変身出来つつあるかな?と思わせるところもありました。

 というところで、

 16番のみに限定して、メーカーの製品発表をまずは眺めました。

 やっぱり、このナローがイチオシ???

 鉄コレシリーズでの発売予定ですので、廉価であることが最大の魅力でしょう。それよりも、こちらの展示は・・・

 どうしても、図面の方に興味が逝ってしまうのが、職業病というところでしょう。

 素材の方が、塗装試作よりも構造状態に目が行きやすいので、試作展示はこちらの方が良いです。

 このように完成に近い状態ですと、色情報に惑わされて目が散ってしまいます。よく見ると前部標識灯が塗装表現となっていますので、まだまだフォルムモデルの域を出ていないことが判ります。

 こちらは前灯のレンズが装着されていますので、国鉄色のモデルよりも先に進んだテストショットということが判ります。

 エンジンの表現が細かく再現されることをアピールしています。床下機器にはスピーカー箱になりうる存在は無さそうです。残念。

 相変わらず、こんなにもたくさんのユーザー取り付けパーツを準備するようでして、レディメイドという域には達しないことを予告しています。これで発売価格が2万円越えですのでねえ。

 地元のバスの発売が楽しみです。

 さて、次はプラモメーカーの新参となった鉄道模型。既に初夏の発売となったキハ20の各種作例見本が展示されています。

 それよりも気になるのはこちら。

 この秋に発売されるという予定の、安普請ちゃん第1弾。発売は順調に遅れるのか判りませんが、現段階でこの状況では結構怪しいかもしれません。

 天井板と妻面の境界域については、まだまだ進化させる余地がありそうです。川重製ではなく東急製の再現のようですので、うまい具合に構成できそうですが・・・。

 ただ、製品に近い構成となる先頭部のテストショットを見ると、構成に苦慮されていることが容易に想定できる状況で、年内発売は無理かな~~と想像させる状態。

 こちらも6月発売予定が順調に遅れて10月発売になってますからね。

 さて、、、

 老若男女が大好きな、床下ひっくり返し状態。走行化キットを仕込んだ状態も展示されていましたが、それよりも下に並んでいる2台が大いに気になる御仁もいらっしゃるでしょう。

 単なる改造作例で、結構無理がある完成例ですね。どうせやるなら窓の拡大まで工作すればいいのに。

 でも、どちらも側出入口構体の縁金がありませんので、やはり無理あるか・・・。

 さて、次なるものは、この春先にオジサン世代を俄かに騒がせた165系の再生産。

 先ずは少数派の一般屋根車が発売される予定ですが、動力機構が大きく見直されたのが今回の特徴。既発売品の改装も可能な構造になっているのが、迷うところです。

 穂のでんのようにDCCが前提となっている場合、動力台車方式は改造に少し手間が増えるんですよね。一応、DCC化の考慮も若干はされているようで、モーターリード線は容易に分離できる構成となっているようですが、赤と黒のリード線が前後方向に泣き別れの口出しとなっているようです。

 どうせなら、モーターリードもワンタッチ接続できる構成に設計してしまえば良いのですが、既発売品の改装も考慮した構造であると仕方が無いか・・・

 それよりも、こちらの製品の方が即戦力になります。秋の運転会に間に合うような発売を期待したいところ。最低12本は必ず購入することになりそうです。

 

 さてさて、、、顔なじみだったUさんと久々に御対面。店舗移転後に通販部門に移られたため、メールでの会話意外ご無沙汰になっていました。

 色々ありましたが、やっと発売が近くなったとのことで、詳細を色々伺うことが出来ました。第1弾分はナントカ発売出来そうな模様ですが、10月とのこと。

 このチタ転属後の7両編成は、お馴染みでした。

 こちらの帯の状態では1回乗車したことがあります。ただ、それだけなので縁が薄いんですよね。

 そんなことで、こちらの発売はさらに先になるという犠牲が生じてます。

 さてさて、淡路町→千葉電車道のSさんと久々に歓談しました。中国の生産事情が不安定なのは皆さん周知の事実ですが、最近は金型鋼材メーカーの生産状況が怪しく、金型生産が滞るようになってきているそうです。(金型メーカーは結果としてヒマ)。機械加工の切削油の供給も不安定ですので、総合的にモノづくりが不安定であることは、中国ではどこも同じであり、天賞堂もそうですが中国以外の各国へ部品調達を分散させることが今後重要な要素になるかと思います。

 すでにロコが行っているように、ですかね。

 あ、101系は800番代も予定しているそうですので、尾灯は外嵌め式という後期形になりますね。来年度以降、オレンジ、カナリア、800番代という順番だそうでして、非冷房車のみとのこと。

 そうなると・・・

 こちらのパーツの需要がありそうですね~。

 今更ながらという製品の復刻。大幅な見直しがあればということでしょうが、金型流用の模様ですので、進化は見込め無さそうです。

 穂のでんには、且つて小学生の頃に小遣いを溜めて購入した中村精密発売のサハ103ウグイス、その後に有井発売となったクハ103カナリア、クモハ103スカイブルー、モハ103オレンジが居ましたが、就職で実家から出た際に一斉処分(当時は廃棄)してしまっています。

 このショーモ無いパンタグラフは健在?なようです。既製品に付け替えるので、このショーモ無い状態で全然かまいません。

 側面行先表示器は小さいままなのでしょう。

 なんとなく平面すぎる前面や、MCドアの少し前過ぎという状況も健在なようです。

 屋根板と一体の空調装置も健在のようですので、一時期ホビダスで発売されていたように、あちこち創意工夫をするディープな工作マニアの涎垂モノのキットが再現されそうです。

 流石に乾電池+マブチモーター動力という訳にはいきませんので、そこは考慮されるようです。

 トレーラー車は一箱800円だったと記憶していますが、そんな値段での再発売は無理でしょうね。価格も復刻でしたら、大いに驚きますが流石に無理でしょう。

 まあ、残念ながら天ぷらが居るので購入することは無さそうです。

 ところで485系は復刻しないのかな・・・。TOMIXがあるかな無いか。

 

・・・次回へ続く。