TRAXXの直流機
欧州では高速鉄道(つまり在来線)においては交流電化が当たり前の世の中ですが、直流電化が主流の国も若干ながらあります。日本のように1500Vというフランスの南部地域もありますが、どちらかというとイタリアの3000Vの方がメインのようです。
そのため、ボンバルのTRAXXシリーズも、複電圧仕様ではDC3000V対応であるし、イタリア向けの直流専用マシン、すなわちDCシリーズでは3000Vのみの展開となっています。
そう考えると、日本の鉄道は、世界的に見るとガラパゴス文化であるのか??
普通のTRAXXマシンに見えます。
屋上が他のマシンと違うようです。
直流電圧ですので、流れる電流値が交流よりも高くなるため、導体が太くなっています。
さて、ちょうど愛用のサイトであるRailcolorに、この010号機の屋上の写真がありましたので、それを参考に手入れをします。
このように薄灰色の部分があるようですので、マスキングテープを切り貼りしてからスプレーを吹きました。手持ちのスプレーにちょうど良い色調の灰色が無かったのですが、サーフェーサーの灰色がちょうど良かったので、サーフェーサー塗装です。
実機のこの部分の塗料は、多分導体近傍に塗装されていることから、絶縁塗料だと思われます。すると質感的にはサーフェーサーでピッタリかもしれません。
パンタグラフは、取付台と共にメルクリンのものに交換。イタリアパンタなので、ホーンは切除してしまし、全体にニュートラルグレーを塗装。
これで、屋上の手入れは完了です。
・・・次回へ続く。