やっと出ました
小田急の旧型車。鉄コレの初期に1600形が発売されて久しいですが、ここのところ立て続けに1800形と今回の1900形の発売となりました。
この小田急顔。HB車も含め、60年代の更新で旧型車も小田急顔が確立されました。やはり小田急はこの顔でなければいけません。
生まれが少々遅い分、台車構造は戦後派になりました。ゲルリッツ式の軸ばね支持方式とウイングばね式の枕ばね方式は、国鉄のDT20よりも早生まれ。当時の日本での最先端の台車構成でした。
東急とは異なり、側窓の切り上げ工事はされていませんので、幕板の広さが目立ちます。最末期の空色の帯は、小田急スタイルのイメージアップの一助となり、カラーテレビが普及したころのテレビドラマの舞台で大活躍しました。
しかし、小田急の更新工事はこの頃は中途半端。旧型車は旧型車の雰囲気が思う存分残っていました。
とはいっても、この車両も電機品を更新旧4000形に譲り、残った部品は車体共々富士山麓の南北に分散して譲渡されました。