4パンタ車
ボンバルのTRAxxシリーズ初期の車両。このシリーズの初期はツリカケ駆動車でして、軽快なツリカケサウンドを楽しむことが出来ます。(実物の話です)
模型でのサウンド機で、このツリカケ音が再現されているデコーダはいまだお目にかかれず。ブロア音よりも目立つ車両なのに、うまく再現できないのでしょうかね。
さて、このモデルは2004年のみの発売品。前年にRocoから初めてTRAxxシリーズが発売された時のDB機は入手できず、翌年のこのRailion機が入線しました。
このころは、1両に4台もパンタが載った車両は、まだ珍しい部類で、さらに2パンタ車もあるとか、屋上をみると色々な装備が準備されている雰囲気があり、一体どのような化け物機関車になるのか、楽しみな時期でもありました。
前面は101型から派生した152,145型のフォルムを踏襲したスタイルとなっていますが、この後更に構造の変化が発生しました。
この製品が発売されたころ、レタリングが随分と細かいところまで表現されるようになったと驚いたものでしたが、これが今や普通になってしまっています。
床下の装備品も、やけに細かい部品までくっつけるようになっていますが、これも今や当たり前の状況になってきてしまいました。
この前の時期に発売されたタウラスよりも、かなり踏み込んだ構成となっています。
このあたり、ロコのマシンが価格帯の上がる要因となったのでしょうが、そこがピコのつけ入るヒントになったのかもしれません。
色々な意味で、このロコのTRAxxシリーズは、一つの分岐点となる製品展開となったマシンという位置づけになるでしょう。