穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

トラムウェイ 国鉄101系朱色1号 その17

デコーダを接続す

 製品に標準装備されている基板を加工します。

 前灯・表示器灯基板にはんだ付けされている4本の配線のうち、B線を除いた3本を外します。外した配線3本の内、A線は残存させ、C,D線は切断除去してしまいます。

 これが、車体と床板の配線を生かして、デコーダの配線が両方に跨がないようにして、且つ配線が室内に目立つところに来ることを防止する、穂のでん的にイケてるじゃんと思った方法です。

 そして室内灯への給電板は短く切断してしまいます。はんだを溶かして外してしまっても良いです。

 裏側を向け、D1に装備されているダイオードを撤去してしまいます。これで、前灯と表示器灯の回路が分離できました。今回は、これが最大のミソになります。

 そして、デコーダの配線を接続します。

 前灯・表示器灯基板の配線接続部の、B,C線のところに、デコーダの青線つまり+給電配線を両方に接するようにはんだ付けします。

 そして、配線を基板から外したA線に黄色線つまり尾灯のー配線をはんだ付けします。つまり残存させたB線が、尾灯基板への給電配線になります。

 床板の銅板のベロを切断します。電源の配電を床板側からではなく室内灯側からに変更する、という訳で、これにより床板のスイッチは無効になります。

 デコーダの出力制御が出来るようになるので、スイッチでの切り替えは必ずしも必要ではない装備となるからです。

 そして、本来室内灯へ給電するためにあった、前灯・表示器灯基板のRポジションに緑色のAUX1線を着線、Lポジションに前灯の白線を着線させました。

 これにより、表示灯類への配線は完了。

 と、いうことはデコーダへの給電は?と言いますと、別売り室内灯基板の裏側、本来前灯・表示灯基板の接点が接触する部分へ赤線と黒線をはんだ付けしました。

 そうです、デコーダとスピーカを室内灯ユニットの天井裏へ収納し、それが出来るよう室内灯取り付けボスのところに、デコーダとスピーカの空間確保用の丸パイプを接着した、という訳です。

 そして、室内灯への給電は・・・と言いますと、床板のおまけの細工を利用するということになります。

 車体への実装の前に、点灯確認を先にしてしまいます。

 

・・・次回へ続く。