チマチマと塗る
昨日からの五月雨。昼には陽が出てきましたが、湿度が高いので本日のスプレーワークはさっと吹くチマチマな作業としました。
モデルあい子のマロネ用のパンケーキ屋の便器類は、白の塗装も終わって内装ユニットに装着する準備を行います。
チマチマの対象はこちら。
イモン屋の高級パンタグラフ。日本製の日本型のパンタグラフは高級品が大部分ですが、品質の安定性や再現性という観点では、欧州モデルよりから相当な遅れをもってます。
少し多めにストックしている、毎度おなじみのピコ製のベクトロン用パンタグラフ。お値段は天ぷらパンタ程度ですが、しっかりと実物に準じた色の塗り分けがされています。組立前に塗装済みとなっているようです。
しかし、日本製のパンタグラフは、実物のような塗装をしているパンタグラフ製品が現状では無いのが実情です。
従って、完成品を購入してもパンタグラフは外して塗装を行うことが、穂のでんでは通常作業になってしまってます。
ご多聞に漏れず、近年のシングルアームパンタも同様。実物は台枠部分は鉄で構成しているので、N6塗装が必要で、アーム部分はSUS材で構成しているので無塗装が原則です。一部関節等の練り物の構成品はN6です。ただし製造メーカ(2社しかありませんが)によって銀塗装仕上げする場合もあります。
このパンタはJRE向けですので、塗り分けが必要・・・
ということで、細かい部品故のチマチマなマスキングを行って・・・
塗ります。
塗装が乾いたら、マスキングを外します。やっと本物らしい風体となりました。
折角の高級パンタグラフなんですから、やはりこのらしい風体が重要かと。
そして、実装する相手はプラ製車体となります。