穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

KATO 1-306 国鉄EF65 1000後期形 その2

地味な汎用機

 国鉄時代、特に70年代後半からは、財政的な面の問題が多く、チャレンジした新設計の機種が極端になくなった時期でした。

 電機については、EF66の増備は少なく、EF65が綿々と製造されていました。

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 加速性能は貨物機ベースでしたので、客車列車に用いるには優等列車など停車駅の少ないスジ向けとなり、結果として日本における客レの早期衰退につながりました。EF66でしたら211系並みの加速が確保できましたので、もう少し日本の列車の景色が変わっていたかもしれません。

 といっても、欧州においても短編成化が進み、連接電車が幅を利かすようになったり、スイスなどはダブルデッカーの電車が主流になったりと、日本とは異なる進化を遂げています。

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 というわけで、EF65は貨物用として、地味に働き続けて50年以上。いよいよ最終期に入りつつあります。最後の根城は地元新鶴見になるのでしょうか。

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 マシンとしては平凡なものですが、それでも穂のでんのチビの頃はブルートレインを牽引する最新の新造マシンとして花形でした。

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 アリイのプラモデル16番でも製品になったくらいの有名どころでしたので、オジサン世代では外せないマシンとなっています。

 

・・・まずはおしまい。