いつのまにかの1台
武蔵国では当たり前の存在であった64の一般形車も、いつのまにか本機が現役最後になってしまっていました。
現役と言っても、既に保存機扱いの現役ですので、普段からバリバリに働いているという訳ではない、既に第1線を退いてしまっています。
並んでいる1000番代も、世代が違う僚機とはいえ、既に数を減らしつつあります。
特徴あるブロアー音が懐かしいマシンです。
電暖表示灯は、旅客機でもある証拠ですが、中央線名物と言えば暖房車。時代は変わりました。この表示灯も既に過去帳の部類です。
ホイッスルカバーは雪国仕様。でもブレーキシリンダーのブーツは付いていませんので、昭和も40年代での仕様です。
砂箱の代わりにセラジェットらしきものが付いています。足回りは近代化されている感じです。
軸端の速発が沢山付いていますので、まさに現代仕様で暫く活躍が期待できそうです。名門汽車会社の銘板が光ります。
今後も大切に使われ続けてほしい、1台です。
さて、他のマシンはどうでしょう。