穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

国際鉄道模型コンベンション 2018 その9

小型モジュールも

 今回も、小型モジュールでの作り込みに凝った技術レベルの高い作品がたくさん揃っていて、見応えがありました。

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 LEDで光り物を仕込むものは、当たり前になってしまいましたが、こちらはその1歩先を行く、光の演出をサブに据えて、光により作り込みを際立たせる手法に向かった作品。実物の明かり手法を、そのまま小型化したものであります。

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 どちらかというと、線路と車両はオマケのオブジェ。教会のミニチュアとしてしまった方が良いような雰囲気さえあります。

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 とても作る自信はありません。

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 日本家屋の街並み、瓦の芸術を強調したモジュール。電線に雀が♪で生活感を出しています。

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 こちらも、インテリアとして作成した感のあるもの。どんどん進化していっています。

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 実物の景色を切り取ったモジュールは、実際の風景写真と組み合わせて、手前にガラスの壁を設けて周囲を反射させることにより、粗が見えなくなる手法。

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 こちらも電球色のライトで上越線の田舎感を強調する演出としていますが、画像処理でホワイトバランスを入れてしまうと、普通の炎天下になります。

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 モジュール自体は細かく良く出来ています。ただし光の演出を間違えると、折角の出来が不自然に見えてしまいます。電球色にするのであれば、かなり斜めの影を描くような角度で照射するのが良いです。

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 こちらは木立が繊細に表現できていました。シンプルなモジュールですが、自然感が深く感じられる完成度が高い模型モジュールです。

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 模型としての美しさと、自然感にシビれてしまいます。

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 実に模型らしい、または欧州らしい、風景の小型モジュールです。単純だけれども見ていて楽しい、これもひとつの完成形です。

 

・・・次回へ続く。