穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

Märklin BR111  試験塗装車のお手入れ その5

DCC化作業

 2線化が完了し、次にデジタル化改造をします。

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 床板上に実装されていた部品は、すべて撤去しました。電球を使用した前灯もLED化しますので撤去し、プラのソケットにΦ3砲弾LEDを差し込みます。電球色LEDが最適ですが、個人的な好みから本機は白色LEDにしてみました。

 モータの直流化は、色々な所で紹介されているので省略します。上の写真はすでに交換した状態で、外した回転子と界磁フレームが転がっています。

 2エンド側の連結器は、ループ式からメルクリンの現在仕様のものに交換しました。1エンド側はダミーとして、Rocoの余剰パーツから連結装置と空気ホースを取り付けています。

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 上の写真は他機のものですが、配線などがきれいにまとまるよう、メルクリン純正の21MTC用のボードを使用して配線を接続します。069号機では、デコーダにはストックをしておいたLenzSilver21+を使用しました。

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 絶縁車輪に交換した車輪から集電します。一応Trix純正の集電シューを使用してみました。実装の際に台車枠のプラを少々削って集電ベースの爪が挿入して引っかかるようにしてあげる必要があります。これは現物をあてがいながら、削る必要がある部分を除去していきます。配線を接続すれば完了です。

 HAMOでは動力台車側にも1輪分集電シューがありますが、部品が入手できなかったので省略しています。

 上の写真のように、本来のシューの形状から曲げて取り付けています。エンドウの絶縁車輪では、プレートの部分の接触性に難があるので、フランジ部分に常に接触するようにしておく必要があるための苦肉の策です。

 この状態でも、一応良好な集電が得られています。

 シューは自作したものを使用しても良いですが、穂のでんで試しに0.1mmの銅板を使用したところ、反発力が弱くて接触不良が発生しました。0.2mm位の銅板にしておいたほうが良さそうです。

 

➡次回へつづく