シリーズ化け?
ドイツにおける旧型電機はAltbau E-Loksと呼ばれています。一応E10,40,41,50シリーズよりも前に製造されていたグループが、その範疇のようであり、戦後製のE94,E18については旧型電機の部類に入りまして、日本のEF58やEF15と同じような感じです。
さて、そのような中でロッドのあるこの電機は、比較的初期の機関車となります。主電動機を車軸に換装するのが、まだまだ難しい大型モーターの時代なので、蒸機宜しくロッドにて駆動軸に力を伝達していたわけです。
ピコにおいては、かなり以前から、このような旧型機の製品を精力的に発売していて、今となってはクラシックシリーズに分類されて、毎年様々なバージョンのE93やE63などが発売されています。
しかし、今回新発売されたE52は、なぜか現行のExpertシーリーズにて発売、ただしパンタや台車回りなどは、結構細密品を用いて、全体の作りはクラシックシリーズと大差ない状態です。
エンドビームのダミーの連結器やホース類も添付の別パーツになっているし、MCドア下の梯子も写真のように走行用として短いものと、展示用として本来の長いものの両方のパーツが入っていたり、商品構成は完全にクラシックシリーズと同等です。
ここまでくると、まさにピコの本領発揮をし出した感が強く印象付けられます。
・・・次回へ続く。