穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

FLEISCHMANN 431801 DB 119 011-5 Ep.4

最後まで緑色

 E18,E19は、末期は青色塗装がメインでしたが、若干数緑色のまま最後まで全うした個体もありました。この011号機は、その数少ないマシン。しかも高速化改造された更にレアな個体です。

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 フライッシュマン末期の新製品を母体とした改良品のため、かなり出来が良いものです。この製品はRoco社と同じになってから発売されたモデルで、高速化改造されたものがE18も含めて、初めて製品になったわけです。

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 パンタグラフはゾマフェルド製品を流用したDBS54。フライッシュマン製品の標準的な構成です。他の製品がRoco化改良されていく中、この製品はほとんど改良を受けていません。

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 サウンド化改造しましたが、本来デコーダを入れる部分にスピーカを装着したので、窓から見えてしまっています。デコーダはモニタールーフに入れ込みました。

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 他のメーカーのE19に比べると21世紀になってから発売されたモデルなので構造的には新しい状態ですが、流石に光り物が前灯のみという装備では、このデジタル化時代には少々陳腐化してきてしまった感があります。

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 それを言ったら、他の主要メーカの製品は、もっと古臭い製品ということになってしまいます。ということで今年発売されたピコのE18は売れ行き好調なのかもしれません。今後のバリエーション展開が楽しみです。