TYPE Y/B70であります
旧DDRの客車はDBと異なり雑多な種類があるようです。その多くはDBAG発足直前に処分(引き継ぎ無し)となって廃車を迎えているようですが、保存車としては若干数あるようです。
さて、このTYPE Yに分類される客車は、全長が24.5mと少々短めなものの、製作年次により少しずつ変化を遂げた、趣味人泣かせの車両です。UIC規格に準拠した車両なので、東欧諸国にも輸出され、いまだに結構な数が現役のようです。
模型界では以前は今は無きザクセンモデレが色変え製品を色々と発売しており、それを引き継いだティリッヒでも、たまに発売をしています。
さて、ロコからもTYPE Yの製品が一昨年あたりから発売され始じめ、東欧諸国の客車も含めた色変え製品が各種発売されています。昨年の製品は、この1978年バージョンの塗色の車両でした。この1/2等合造車は窓が桟の細い近代化されたバージョン。後のハルバーシュタット客車につながります。
一方、2等車については窓桟が太い、旧型の流れを汲むサッシ。少しバージョンが古いのでしょうか。細かい標記まで再現されていて、近年の製品であることを主張しています。台枠の隅っこにある表記は、拡大鏡がないと読めないくらいです。
旧DRの客車は、あまり良く分からないのであります。