穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

KATO デュッセルドルフのトラム

KSWです

 以前カトーから広電に居るKSWのモデルが発売されました(今でも在庫がある店舗があるようです)。この後、欧州ではLEMKEの扱いにより各都市のもどきKSWが沢山発売されたようです。実際にどのくらい発売されたのかは、よくわかりません。

 さて、今回のKSWはデュッセルドルフのもの。今では保存車がたまに走っているようですが、このモデルはトレーラー車もくっつけた状態が再現できます。

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 基本構成は広電と同じで、現地の製品らしく屋根横の広告板が付属品で入っています。広告自体は自分で作って貼った方が良さそうですが、いまだ手つかず。

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 パンタグラフはゾマフェルドのものを塗装して使用しているようです。ドアのノブや前面のジャンパ栓など、パーツ化しているのはカトーらしいところ。もちろん前灯は点灯します。

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 台車の造りも細かく再現されています。連結器については、実物の質感を再現するためか、連結作業の着脱性は犠牲になっています。レイアウトでトレーラー車の連解結をDCCなどで再現したいというには、頂けない構造です。このあたりは割り切りが必要となってくるでしょう。

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 といっても、単車が連なって走るサマは、60年代のドイツの街並みを再現するにはもってこいのスタイルです。少し望遠風に撮影すると、こんなに魅力的な編成となります。

 このようにチョコチョコ走る電車は、下駄電の原型。長い階段を上り下りせず、道から直接チョイ乗りできるスタイルが、都市生活に根付くべき、本来のバリアフリーの原型でしょう。