これも良く出来てます
ゲリラ豪雨がカミナリと共に未明から午前中にかけて断続的にやって来ましたが、午後には晴れてきました。といっても本日は巣ごもりと決め込んで。。。
さて、先週届いたモデルがありました。
このアメリカ的なお顔の電機は、皆さんご存知の電機。
またもピコから発売されたスイスモデルです。どういう訳かピコのスイスモデルは価格帯が少し上ですが、製品は実に細密的に出来ておりまして、これは前回の電車と同じ路線での商品化のようです。
さて、現在ではRe410型と呼ばれているようですが、ちょっとそのような呼び方はなじみがなく、Re4/4と云った方が、ピンとくるかと思います。
現在でも結構多くの車両が活躍しているRe4/4ですが、このマシンはその先行型となる1946年に登場した最初期の個体であります。
1946年と言えば、日本では終戦直後で戦時型EF13が最新鋭という状況でしたが、その時にスイスでは、このように洗練されたBB型電機が製造できたということです。
当然の如く、ツリカケ式ではなくリンク式駆動装置ですので、構造的にも全然違うわけですが、スイスの場合これより前の世代ではブッフリ式が主流でしたので、構造的には簡易化されたというべきでしょうか。
さてさて、
初代のRe4/4は、前面貫通式ということで、実は編成の中間に挟まって使用されることも想定されてました。すでに「ペンデルツーク」が日常的に行われることが前提であったわけです。そして、客車宜しく、車両の中央を「乗客」が往来できるような構造になっていて、そのために前面貫通扉があるということです。
当然のように、このモデルでも貫通ホロのオプションパーツが付属されていますが、実際のところ、そのような使われ方をしたのは初期の頃に限られるようで、ホロ付きの写真はなかなかお目にかかりませんね。
その影響もあってか、車体の左右で部屋の構造も異なっていて、こちら側は現在活躍しているRe4/4Ⅱと同じようなスタイルですが、、、
反対側はルーバーのみが並ぶスタイルになっているのが、この1次型の大きな特徴です。
標記類も、随分と綺麗に印刷されています。