いきなり塗装かよ!
開けてビックリ玉手箱。ショーティーなのでそれなりの簡略化があるのは仕方が無いのですが、この屋根は見てビックリ。
いくら何でも昭和の再現と言いながら、灰色一色というのは、ちょっと手抜きにも程があります。使い込んで汚れた状態の再現というなら、もう少し濃い色を塗装すべきですが、言い訳には、かなりの無理があります。クーラーのステンレスキセくらいは金属塗装にしておかなければならないでしょう。
といっても、一般車の時も灰色屋根であり、その色替え製品という位置付け?なのでしょうが、それでもやはり変なものは変。一般車も含め、折角赤塗装にしている電車なので、屋根くらいは赤くしてあげないと、新型車両ではありません。
ということで・・・・。
先頭オデコの部分となる部位も含めて、丸ごと赤塗装。銀座線のオデコの赤色は、なかなか調合が難しいので、手持ちのドイツ伝統色にしました。アサヒペンのお買い得大型スプレー缶が、とてもお手頃です。実車のオデコよりも若干薄めの白方向に振れていますが、実車の屋根上部分はチップが撒かれていて、その乱反射で若干薄い色彩に見えるので、実はちょうどよい按配となるのです。
オデコがツルツルで、これでも十分なくらい。でもクーラーを銀色に塗装しなければならないので、大変なマスキングが必要です。Nゲージなので微妙な段差部分での塗り分けは、とても缶スプレーワークでは難しい。
軽く吹き掛けるやり方で3度ほど塗り重ねして、ラフなマスキングでも色が回り込まないようにしました。実に手間がかかります。
その甲斐あってか、無事に塗装完了。オデコの部分はエナメルでつや消し黒を筆塗りとしました。
これだけで半日潰れるという、実に手間のかかる商品です。Bトレ本来の組み立てるだけで楽しめる、という状態からは、ほど遠い・・・。
・・・次回へ続く。