穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

TOMYTEC 鉄道コレクション JR205系南武支線小田栄駅開業仕様

浜川崎線であります

 最近は「浜川崎線」と案内されることも無くなり、尻手~浜川崎の区間の呼び方が微妙にしっくりいかないことが続いています。

 やはり地元民にとっては、浜川崎線という愛称が残った方が、判り易くて良いのであります。

 で、発売が少々早まり、朝にクロネコ便で届きました。

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 昨年春に、浜川崎線の小田操車場跡近くに開業した「小田栄駅」仕様という謳い文句。少々こじつけの商品名感がありますが、要は瀕死の状況が続いていた浜川崎線も、近年沿線の再開発が続き、住民による使用頻度が増え、それなりに駅を開業できる状況になったわけでありまして、それに合わせて使用されている205系も多少手入れをしたわけであります。

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 といっても、ナハの車両は横浜支社の努力により、どの形式も常に何らかの手入れが少しずつ行われていて・・・

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 今回の外観上の変化は、先頭寄りの帯にイラストが入ったくらい。

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 ベビーカーのステッカーが増えたなどというのは、開業とは関係ない改良でありますし、腰掛のモケットが変わったとか、床が貼り替わったとか、室内灯がなぜか本線に合わせてパナの直管式LED照明に交換されたなどというのは、模型とは関係ない話。この6両をLED化するくらいであれば、N36をさっさとLED化してしまうのは、訳無いでしょう、という感じでありますが、放っておいても自動的にLED化されていくでしょう。既にウラの編成はFLRが手に入らなくなったおかげで、LEDとFLRのパッチワーク車両も出現しています。

 さて、浜川崎線と言えば、鉄コレでも人気路線のようでありまして、

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 歴代の製品。17m車はカトーから発売されてしまいましたし、黄色い2両は・・・そういえばまだ発売されていませんでした。

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 今回発売された製品は、屋根の灰色が濃くなっています。現車がロンテックスの補修がされて、日焼けがなくなった、ということの表現でもしているつもりでしょうか。

 先頭化改造された205系。ナハの6連は南の島に渡ることなく廃車されたようですが、まだまだアチコチで仲間が活躍中です。ココの2連3本は、少々異色な存在でありますが、カム軸をカクカク鳴らして走らせる、貴重な直流機となってきました。

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 製品は、プリントが違うだけです。

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 同じ車番の車両のバージョン違いの発売は、鉄コレでは珍しいかも。普通は違う編成を模型化するような発売方法なので、今回は大窓の編成を期待していたのですが・・・。

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 そうはいっても、代替の2両編成が登場するようなこともなさそうなので、また10年後くらいに、更に改造が加えられたような製品を発売するつもりでしょうかねえ。

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 現車が今後どのような変貌を遂げていくか判りませんが、故障も少なく、手入れもしやすい直流車両は、技術水準の維持には比較的相応しい教材にもなりますので、末永い活躍を皆で期待いたしましょう。