穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

南武線 旧型車の時代 その7

武蔵小杉~武蔵中原

 今や小杉のホームを出るくらいから高架の勾配が始まりますが、昔の駅ではまだまだ2両目ぐらいの位置。ちょうどダイソーがあるあたりまでホームがありまして、その後小さな踏切が2箇所ありました。

 そして、府中街道の踏切を通り、二ヶ領用水の鉄橋を渡ると軽く右にカーブします。以前はこの区間、高圧鉄塔併設で、かつ南武沿線道路と並走するので、電車も心もち速度が速まる区間になっていました。

 府中街道の踏切は、以前にも触れたとおり平成元年に101系が乗用車と衝突し、脱線転覆した場所です。この頃は既に下り線が高架化され、上り線のみ仮設地上線でした。高架化工事の最中は、武蔵中原の駅のホームも何回か移設され、一時的にシングルスリップのクロスが設置されている時期もありました。

 中原は電車区が併設されている運転士交代駅。地上時代は留置されている車両が良く見えて、駅に近い引き上げ留置線には、クモハ12などの予備車が留置されていました。電車区開設と共に橋上駅になったようです。

 なおwikiでは2連の増結は武蔵中原で行われることが多かったなどという記載がありますが、それは相当昔の話と思われ、昭和40年代以降では稲城長沼が基本編成と付属編成の増解結駅でした。wiki の情報にも怪しいものがあるので要注意という例となっています。

 このあたりになると、畑などが住宅地の中に少し残るような状態になっていましたが、いまや線路から見える範囲では完全になくなってしまったようです。

 

・・・次回へ続く。