穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

DB 115 148-9 Ep.6 その1

終焉近づく標準機

 E10型も終焉が到来しようとしています。DB Regioに所属していた110型は定期運用を終了し、DB Autozugに移籍して改番された115型が数機最後の活躍をしている状況です。

 改番されたマシンは初期型から後期型までバラエティに富んでいます。この中でも112号機は初期型のライトのまま現行塗装になっている数少ない現役機です。

 115型に改番された車両も、多くは既に廃車されているのですが、比較的初期型も多く存在していました。さて、昨日紹介した153号機は原型ライトのブルー&ベージュ塗装機ですので、これを赤くすれば現行のスタイルとなります。ということで、今回はその貴重な現役機へ化けさせようとしたのですが・・・。

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 こんな感じに仕上がりました。いきなり完成姿です。

 結局現役のマシン112号機に仕立てることはできず、既に廃車となった148号機に仕立てました。というのは中央のモニタ窓がネタ車は外嵌め式のためです。原型ライトで赤塗装となったのは、比較的早めに車体修理されているHゴム支持の車が多かったようです。

 製品が最新仕様のため、改造などをする必要がないようにしたかったので、塗装変更のみとなるマシンを選択することにしました。

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 部品をバラシ、モニタ屋根やルーバー、パンタなどは灰色に塗装します。

 手すりは白く塗装しましたが、ここで問題。再現する車番を探しているなかで、初期車は手すりの取付方法が溶接埋め込みのままとなっている場合が多いので、このプラの製品は使用できません。原型ライト車で取り付け式の手すりの115型は、どうも存在しないようでした。1台142号機というのがあるのですが、この車は片方のエンドのみライトケーシングが新式に改造されている変形機なので、今回の改造にはそぐわなくて脱落となりました。

 従って、手すりは洋白線曲げの白塗装とすることにしまして、148号機を選択することになりました。

 

・・・次回へ続く。