箱型でも末期か
1927年生まれのE75。後継機種としてE44.5がありましたし、並行して高速マシンとして製造されていた、ブッフリ式のE16もありましたが、箱型車体としては旧型車としてそれらは最後になってしまいました。
その後箱型ならぬ流線型のE18、ワニもどきの機器室がお鼻になったE17やE44に車体形状は発展?していったのです。
日本の場合は、戦時末期に登場したEF13のみが省型電機では機器室方式のワニでしたが、それ以外はWHスタイルの車体を堅持していました。モノマネ得意のコピー王国日本ならではの流儀だったんでしょう。
E44は、戦争の影響もありますが、使い易いマシンだったこともあり、戦後の1950年代まで製造されたマシンとなりました。
このような流れをみると、電装品や駆動方式などの装置は時々刻々と進化していきますが、それを収納する箱については、大して進化していないという感じです。
ということで、戦後もリベットだらけの車体を生むということで、箱についてはありあわせのもので良かったんでしょう、ということです。
・・・おしまい。