穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

トラムウェイのEF58 その3

脆弱な構造

 さて、車番が決まったら、あとはひたすら手入れになります。別付パーツは多いですが、走行できる状態にするには、不要なパーツもあります。あとはプラ感軽減の塗装や、一体モールド品の塗り分けなど、細かなスプレー作業があります。

f:id:abebecchi:20180908233731j:plain

 製品オリジナルのPS15は、繊細で見栄えが良いですが、プラ製なので扱いは少々難。

f:id:abebecchi:20180908233809j:plain

 折角イモンで購入したのに、一か所手すりの取り付けが抜けている状態でした。まあ中国製であればこの程度は日常茶飯事なので、クレームにするだけ面倒です。手入れと一緒に追加作業をしてしまいます。

f:id:abebecchi:20180908233929j:plain

 窓セルは両面テープで貼り付けしているため、外から押さえると外れそうになります。前灯のプリント基板が車体側取り付けになっていて、その両脇に空間があります。

f:id:abebecchi:20180908234031j:plain

 ということで、サウンドデコーダはマイクロにすれば、このように搭載が可能な状態になりました。まあ、このように場所に苦労することを想定していたので、浜町のお店にデコーダを注文する段階から、既にマイクロにしておきました。

 なお、この足回りは前後のウエイトが着脱式になっているので、デッキ付きEFへの展開も可能な動力ユニットであることが窺えます。

 タンクが少し通りが通っていませんが、根元で折れやすく、片側は全滅してしまいました。瞬間で補強しましたが、いつまで保つことやら・・・・。

f:id:abebecchi:20180908234340j:plain

 そして川重用の小型モニタ屋根に交換するところは、スピーカ音量確保用に車体側を穴あけしております。プリント基板もちょうどパターンがない部分でしたので、穴を開けておきました。随分と音量がこれで変わります。しかもモニター屋根の両側は実機同様抜けた構造になっているので、音もしっかり漏れてくれます。この穴あけは音量確保のためには結構重要な要素でした。

f:id:abebecchi:20180908234543j:plain

 そして、一応の手入れは完了しました。抵抗器室屋根の緑が少々濃いですが、これはスプレーで吹き直ししたからです。実機の状況に合わせて、オプションの旧型ガラベンに交換したのですが、塗装の状態がゴミ等の巻き込みで良くなかったので、サンドペーパーで整える必要があり、やむを得ず再塗装となったものです。

 f:id:abebecchi:20180908234754j:plain

 また前面のヘッドマークが発売されていませんので、取付用穴が明いたままになっています。と言っても、取り付けない場合のフックがあるのですが、組立中に扇風機に飛ばされて、どこかへ行ってしまいました。それだけ小さなパーツです。

 

・・・次回へ続く。