脆弱な構造
さて、車番が決まったら、あとはひたすら手入れになります。別付パーツは多いですが、走行できる状態にするには、不要なパーツもあります。あとはプラ感軽減の塗装や、一体モールド品の塗り分けなど、細かなスプレー作業があります。
製品オリジナルのPS15は、繊細で見栄えが良いですが、プラ製なので扱いは少々難。
折角イモンで購入したのに、一か所手すりの取り付けが抜けている状態でした。まあ中国製であればこの程度は日常茶飯事なので、クレームにするだけ面倒です。手入れと一緒に追加作業をしてしまいます。
窓セルは両面テープで貼り付けしているため、外から押さえると外れそうになります。前灯のプリント基板が車体側取り付けになっていて、その両脇に空間があります。
ということで、サウンドデコーダはマイクロにすれば、このように搭載が可能な状態になりました。まあ、このように場所に苦労することを想定していたので、浜町のお店にデコーダを注文する段階から、既にマイクロにしておきました。
なお、この足回りは前後のウエイトが着脱式になっているので、デッキ付きEFへの展開も可能な動力ユニットであることが窺えます。
タンクが少し通りが通っていませんが、根元で折れやすく、片側は全滅してしまいました。瞬間で補強しましたが、いつまで保つことやら・・・・。
そして川重用の小型モニタ屋根に交換するところは、スピーカ音量確保用に車体側を穴あけしております。プリント基板もちょうどパターンがない部分でしたので、穴を開けておきました。随分と音量がこれで変わります。しかもモニター屋根の両側は実機同様抜けた構造になっているので、音もしっかり漏れてくれます。この穴あけは音量確保のためには結構重要な要素でした。
そして、一応の手入れは完了しました。抵抗器室屋根の緑が少々濃いですが、これはスプレーで吹き直ししたからです。実機の状況に合わせて、オプションの旧型ガラベンに交換したのですが、塗装の状態がゴミ等の巻き込みで良くなかったので、サンドペーパーで整える必要があり、やむを得ず再塗装となったものです。
また前面のヘッドマークが発売されていませんので、取付用穴が明いたままになっています。と言っても、取り付けない場合のフックがあるのですが、組立中に扇風機に飛ばされて、どこかへ行ってしまいました。それだけ小さなパーツです。
・・・次回へ続く。